最近当院に、ネットで調べて、「自費診療のクリニックを受診し、光トポグラフィー検査を受けたら、反復経頭蓋磁気刺激装置(rTMS)を勧められた。高額でビックリした。本当に自分に箱の治療法が必要なのですか?」と言う患者さんが何人かいらっしゃいます。
●答え:「rTMS」は有効な可能性はあります、しかし、日本精神神経学会は、「rTMS」の適正使用に関する文書を同学会ホームページに掲載しました。対象は「既存の抗うつ薬による十分な薬物療法をしても、期効果が認められない中等症以上の18歳以上のうつ病」であり、rTMSの性能が安全、かつ効果的に発揮されるよう、適正な使用を遵守するよう呼びかけています。
●要は「抗うつ薬による治療で効果の無かった患者さん」と言う事、初診でいきなり高価なrTMSを勧めるのは、「?、、」です。どうか、冷静になり、セカンドオピニオンを受ける事をお勧めします。